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指をなめられて [その他]

「うわっ!!」
俺は、石につまづいて転んでしまった。
「いてて、指を擦りむいてしまった…、あっ、血が出てる。」
すると突然目の前に可愛い女の子が現れた。
「あっ、大丈夫ですか、血が出てる。止血しましょう…、ぱくっ、れろれろ…。」
なんと、女の子はそう言うと俺の指を口にくわえてなめてくれた。
「うわわわ。」
「つばつけると、血が止まるのはやくなるよ。」
「なんか、すいません。ありがとうございます。」
「いえいえ、ありがとうを言うのはこっちのほうですよ。ふふふ。」
他人とはいえ、可愛い女の子に指をなめてもらうなんて、悪い気などしない。
その後女の子は、血が止まるまでなめ続けてくれた。

その翌日。
「うわああー、なんだこれは!!女になってるぞ、俺の体は!!」
朝起きてみると、髪が伸び、胸が膨らみ、ペニスがなくなっていた。
「どうして…、どうしちゃったんんだ、この体は?」
すると外から誰かが、部屋の中をのぞいているのに気がついた。
どこかで見た覚えのある顔の男がそこにいた。

「ふふふ、突然女になっておどろくのも無理はないよね。」
「なんで、女になった事を知っているんだ。…あっ、まさかおまえは!!」
よく見ると昨日指をなめてくれた、可愛い女の子に似ている…。
「そうだよ、君の思っている通りさ。昨日の女の子だよ、自分は。」
「な、なんだって…。」
「女になっちゃうウィルスなんだよ、これは。そして人に移すとなおっちゃうんだけどね。」
「それで俺は女に、おまえは男になっているのか。」
「昨日指をなめさせてもらったけど、患部から体内にウィルスを移させてもらったよ。」
「…。」
「まあ、せっかくなんだから楽しんだらいい。女の子もなかなかいいぞ。」
俺は女の子になってしまった…。

「でもなあ、可愛いってちやほやされたけど、これでやっと生理から開放されるし電車で痴漢にあわなくてすむし…、女の子もなかなか大変だったな…。」






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